写真俳句は写真と俳句、川柳など五七五の十七音から成る日本語の定型詩を組み合わせた新しい表現世界です。

近年はその手軽さから写真と俳句(五七五)のコラボレーションを、写俳、俳写、フォト俳句、フォト575、フォトハイ句などと呼ばれ全国にたくさんの愛好者がいます。

本来写真にはたくさんの情報が含まれています。また、俳句にも十七文字の中に壮大な宇宙観や人生観をビジュアルで表現しているものもあります。 写真俳句はそのふたつを組み合わせることで、俳句のイメージを広げ、写真は俳句が付くことでその写真が生きてくる効果があります。

俳句では伝えられない、写真だけでは伝わらない、そんなイメージの世界を創り上げるのが写真俳句です。

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作:森村誠一

撮影:菅野靖

「ルールがないのが写真俳句のルールのようなもの。写真俳句は生活の縮図ですから無季語でも構いません。写真に季語 を語らせてもけっこうです。句材をカメラで撮影し、後で俳句を作っても良いし、俳句が先にできて、それに合う写真を探してもいいんです。あなたも写真俳句の楽しさを知ってください」

写真俳句連絡協議会名誉顧問 森村誠一