写真俳句の作り方

写真俳句は、写真と俳句を組み合わせた新しい表現世界です。

昔から日本人の感性は非常に柔軟なところがあります。たとえば、日本のアンコに西洋のパンを合わせたアンパン。コーヒーに牛乳でコーヒー牛乳など異なるものを掛け合わせて独自のものを作り出しています。

写真に五七五の言葉をつけて遊ぶことで、ひとつの表現として新しい分野になったものが写真俳句です。写真に向き合うことで撮影意図や表現方法を客観的に見るよい機会になります。

写真俳句の基本

写真俳句の基本は以下の3点に気を付けて作ってみましょう。

  • 自作の写真を使う
  • 自作の俳句・川柳(五七五)を使う
  • 写真と五七五を一体化させて表現する

本格的な写真や俳句の技量は必要ありません。撮影した写真にタイトルをつけるように五七五の俳句(川柳)を添えて一つの作品になるようにしてみましょう。

写真が先か?俳句が先か?

先写後句

先に写真があり、その写真に俳句を付ける方法です。風景や状況などの写真を撮るときはその撮影に集中します。あとから写真を確認して、その時の状況、感情を思い出しながら俳句を作ります。撮影時に思い浮かんだことをメモなどに書き留めておくと思い出しやすくなります。

先句後写

俳句を先に作って、あとから俳句に合う写真を撮る方法です。俳句に合わせた被写体を探すのも楽しみの一つですが、イメージの合う写真が撮れるまで時間が掛かることになってしまいがちです。初心者にはあまり向かない方法です。

良い写真俳句にするには

写真と俳句の組み合わせ方に明確な決まりはありません。ただ、写真と俳句が相乗効果を出ている組み合わせを考えてみましょう。

不即不離

仏教用語に「不即不離(ふそくふり)」という言葉があります。これは二つのものの関係が、つきもせず離れもせずにいることで、つかず離れずの意味になります。二つのものが互いに適当な距離を保って、それぞれの独自性を生かしながら共存している状態は、写真俳句の理想形となります。

説明にならないように

良い写真俳句作品を作るコツは、写真を撮影したときの感動を素直に表すことです。ただ、写真の説明にならない言葉にすることで、表現の幅が拡がります。初めは俳句のルールに縛られずに、自由な気持ちで写真に添える俳句を考えてみましょう。

写真俳句の楽しみ方

写真俳句を作り始めたら、パソコンを使って印刷して楽しむことができますが、同好の士を作って交流してみることをお勧めします。

写真俳句ブログで作品を公開する

写真俳句ブログ(https://shashin-haiku.blog/)は写真俳句を楽しんでいる人たちのコミュニティサイトです。このサイトに登録して自分の作品サイトを開設してみましょう。

自分の作品を発表することはもちろん「どういった視点で写真俳句を作っているのか?」「どうやって一つにまとめているのか?」など、他の人の作品を見て自分の作品に活かしましょう。コメントを通して同好の士との交流も楽しいものです。

オンライン句会に参加する

熱海写真俳句撮詠物語(https://atamistory575.com/)では、毎月写真俳句の句会を開いています。

写真俳句連絡協議会のホームページで見たので句会に参加していたいと申し出ればお試しで句会に参加できます。続けられそうならネット会員となってネット句会に参しましょう。

コンテストに応募する

各地で写真俳句コンテストが開催されています。写真俳句連絡協議会のホームページで各地のコンテスト情報が掲載されていますので、どんどん応募してみましょう。

写真俳句を愉しもう!

一人で続けるより同好の士がいると続けることができます。仲間と一緒に楽しむことで自分にはない視点に気づき、刺激されます。人生の楽しみをクリエイティブにするために写真俳句を続けてください。